今年も行ってきましたOMM JAPAN!「走らないけどOMMに出てる人」スタッフゆきこのフィールドレポートです。

必携装備含めてずらり。今回はレインウェア以外の雨対策も

今年の舞台は岐阜県中西部に広がる山域「奥美濃」の鷲ヶ岳周辺。
標高はあるものの寒さはそこまで厳しくないのではないかという予想で防寒対策を組み立てます。2日目が雨予報なので傘とドライバッグも忘れずに。

RUSH28がパツパツ…

走らないとはいえ2日間持って歩くので、持っていきたいものを全て入れると重くなるので再度精査しつつパッキング。座布団を抜いてシュラフカバーをビビィに変えて容量的にはいい感じ。

スタートは鷲ヶ岳スキー場

当日は暗いうちに自宅を出て、朝8時に現地に到着。7時に着こうと思ったのですが途中眠すぎて無理でした…1時間余分に見ておいてよかった。

バディとも無事合流!

今回は自分たちで回るCPを選ぶ「スコアロング」でエントリー。時間内にゴールすることを目標にしているので会場でバディと合流できたら、もはやゴールしたも同然。まだスタートしていないですが。

周りからもワクワク感が伝わってきます

いよいよ1日目の7時間が始まります。みんないろいろな思いでここに立っているんだろうなと感慨深い。そしてまだスタートしていないですが。

今回の舞台は「鷲ヶ岳えエリア」

いよいよMAPを手にしてスタート地点の鷲ヶ岳スキー場を脱出!と思いきやスキー場の斜面を延々登ること2時間。ようやく1つ目のCPを発見。

藪の中のCP。OMMっぽい

いったん休憩して次のCPの回収時間をチェック。初回の参戦ではこの回収時間を見ていなかった失敗があったので少しは賢くなっているような気がします。この後も思った通りに道を見つけて快調に移動。

お奥美濃の美しい森

奥美濃の山はとても豊かで息をのむような景色に何度も出会う。ほとんど藪に入らず林道と登山道を選んでひたすら歩き続けます。

落葉松林を抜けて1日目のゴール地点へ

私たちが選んだルートは舗装路の移動も多め。初日は約16㎞を歩いて制限時間を40分ほど残してゴール。初日のポイントは130点と予定通りの結果。

林の中のテントサイト
広々とした芝生エリア

キャンプ指定地は「飛騨荘川 一色の森キャンプ場」。林の中と開けた芝生エリアがあって、私たちは芝生エリアで設営することに。着いたらすぐにアンダーウェアとダウンを着込み寒さ対策。「ストレートA」にエントリーしているバディの友人とも合流してOMMの夜が始まります。

火は人を呼ぶ
疲れが吹っ飛ぶ真空ごはん

疲れを癒す夕食は多少重たくても食べたい「信州伊那谷真空ごはん」のカレーとガーリックライス。ドライフードでは味わえないしっかり感で満足度が高いです。角煮はみんなでシェアしてタンパク質補給。今回お酒は持って行かずスパイスティーとウイスキーボンボンで暖かモード。

最近の山行はソロテントが多かったので、久しぶりに2人寝。マットはエアマット、シュラフは3シーズン用、ビビィは結露が気になるので上掛けにして就寝。おやすみと言った21時から起床時間の4時まで一度も起きず完全熟睡。OMMでこれはなかなかの快挙で自分でもびっくり。人ってあったかい…

活動開始

白々と夜が明ける中、朝ごはん。行動食のアルファ米も作って渋々テントから出て撤収。十分な数が用意されているものの、トイレに行くタイミングは早めが吉です。

パッキング完了!

今回の共同装備の分担はバディがテント本体、私がポールの振り分け。中には大きなザックを背負っている人もいますが、30Ⅼ前後の人が大半かと。本当に荷物が小さい人もいますがいろいろ切り詰めているはず。走る時と寝るときの快適さのバランスがポイントですね。

ロゲイニングにはサムコンパスが便利

のんびりしていたらスタート時間が迫って1分前に2日目スタート。前回は起き抜けのぼんやりで地図を南北間違えたので今回はバッチリ!しかし南北はバッチリなんだけど、うっかり遠くて通り道でもないCPを選んでしまい見つからないわ戻るにも遠いわで得点もないまま約3時間のタイムロス。

すすき野原でロスト中……

1日目に歩いた距離と同じだけ移動するのに、2日目は1時間少ない6時間。ということは?あれ?あと3時間?わかりやすい道に戻って、舗装路を移動。山道の登りも大変だけど舗装路のアップダウンもなかなかハードです。足が終わるってこういうことね!と実感しながら気合いでひたすら歩くのみ。途中バディが「走る筋肉はまだある気がする」というので下りの舗装路で小走りしてみたら意外と走れました。不思議。

GU ENAGY リキッドエナジー

急ぎ足で歩きながらおにぎりを食べてみたけど、ちょっと大変。補給しつつ動くならジェル系が便利だなあと改めて実感。今回初めて試した「GU ENAGY」のリキッドエナジーは美味しかった!水に溶かして飲むロクテインも効率よく水分とカロリーが取れておすすめです。

昼頃にはすっかり真っ白

ゴールの鷲ヶ岳スキー場に向かう途中でいよいよ天気が悪くなる。これがOMMウェザーってやつね!!良い天候の時ばかりでないことでアウトドアのスキルを上げたり、判断力を身に着けたり、装備を見直したりする良い機会になるそうです。

ゲレンデ脇を直登、進まない脚と迫る制限時間。1時間てこんなに短かったっけ。

いや、間に合わんなこりゃ

そして残り時間はあとわずか。どう考えても間に合わないなーと思っていたら、ゲレンデトップで予報通りの暴風雨!時間は惜しいけどしっかりレインを着込んで下りのルートを確認。地味に体力を削る雨の中の下り坂。前半のタイムロスを悔やんでも仕方ないとはいえ、悔やまずにもいられない。人生とはそういうものである。

無事ゴール!

脚が限界を迎える頃、ゴール前の10ポイントを取ってようやくずぶ濡れでゴール!20分オーバーでマイナス115点という結果になりましたが、やりきった感はありました。ともに足が棒になりつつ、2日間ずっと楽しんでくれたバディにも感謝です。

2日目は約24km歩いたので2日で40km。得点は15点手元に残りリザルトの下から2番目にいました。失格じゃ無いけどリアルブービー賞。いいような悪いような…

また来年!

毎年新たな課題が残るOMM JAPAN。今回は自分の移動可能距離とかかる時間をを正しく把握する。ポイントは移動の道中と攻めるならゴール付近で!という2点を今までの反省点に追加してまた来年。

最後になりましたが、OMM運営スタッフの皆様ありがとうございました!また成長して、仲間を増やして帰ってきます。来年は第10回大会、いまからとても楽しみです。

大会で使った地図はお店に置いてあります。装備などについても興味のある方はぜひお尋ね下さいね。

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