今年も参加しました「CASJ(中央アルプススカイラインジャパン)90k」。昨年は大会1ヶ月前にいきなりエントリーし出走。鮮烈な思い出となったレースでした。

あれから一年、レースをきっかけにたくさんのランナーの方と知り合い、走ったり交流したりと様々なことがありました。CLAMP伊那店でのトレラン用品の拡充をはじめ、定例ナイトランやシューズの試し履きイベント、レースなどのチャレンジを応援する3チャレンジなどを通してコミュニティが広がっていることを実感しています。

また今年は38k部門がトレイルランニングレースとしては日本初の賞金のかかったシリーズ戦「日本トレイルランニンググランプリシリーズ」(TRGP)のレースの一つとして開催。有名選手の走りも間近に見ることができ会場も盛り上がりました。
90kは多少のコース変更があったものの、登りの厳しい累積標高5000m以上の道のり。夕方18時スタートのオーバーナイトであるところも、CASJ 90kの特徴です。(よかったら昨年のレポートhttps://clamp-bike.com/2025/07/11/casj-2025-90k-%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%AC%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%88/もご覧ください)
完走後まだ24時間少々しかたっていない、興奮冷めやらぬ、筋肉痛治らぬうちにレポートを書き記したいと思います。

今年もカツ丼から

お昼頃に会場入りし受付完了。夕方のスタートに向けて、まずは腹ごしらえ。昨年と同様ソースカツ丼を食べてレースに備えます。会場では、参加選手をはじめボランティアの方の中にもこの一年で知り合った人たちがおり、昨年のような緊張はなく、地元感覚でリラックスすることができました。

18:00 レーススタート

天気予報は曇りで涼しくコンディションは良さそう。今年は参加人数最多ということでスタートゲートにたくさんのランナーが集います。コースの説明の後、MCの音頭でカウントダウン開始。どんなレースでもスタートの瞬間は興奮します。
スタートしてからはしばらく平坦な道のり。昨年は初レースということもあり、まずは完走することを目指し登りは歩くようにしていましたが、今年はペースを上げすぎないように坂もなるべく走ることを意識しました。後で沿道で応援してくれていた知人の話では、序盤は10位台で走っていたそう。スタート後にペースが上がりすぎてしまう癖があるので、反省です。
コースレイアウトの中ではじめに立ちはだかる急登が、簫ノ笛山(しょうのふえやま)。昨年は這いつくばるような感覚で登った記憶のある厳しい登りで、ランナーの行列ができていたパート。
今回は序盤のペースが速かったせいか行列にはつかまりませんでしたが、後続からどんどん抜かれ、雨に降られる時間帯も。しかし、知っているコースということもあり、メンタル的にもダメージは少なく切り抜けることができ、走れる下り道へ。くねくねとなかなかすぐには下ることができませんが、次の大きめエイドを楽しみに走っていきます。

反省を生かしカレーを投入

22時半頃に33km地点のエイドに到着。エイドではがっつり食べられないことが多いのですが、前回の奥信濃100の時にあまり食べられずお腹の調子が悪いことがレース後も続いたので、なるべく胃袋に何か入れておくようにしました。
比較的喉を通りやすいバナナを食べてから、カレーを小盛りでもらい、温かいコーヒーを飲んで気分も良くなりました。また、知っている人もちょうどエイドに到着し食べながら話したりと、気持ちも和み良い再スタートに。
ここから舗装路をしばらく走ってから、再び長い登りで宮田高原を目指します。先ほどのエイドで一緒になった知人に励ましてもらいながらしばらく一緒に登りましたが、途中で僕のペースが落ち一人での登りに。淡々と歩いて体感的には比較的早めに宮田高原のエイドに到着。今回は温かい宮田豆腐が提供されお腹にも優しくタンパク質補給。顔見知りの出店メーカーの方にも出会い、レースの様子などを話してから背中に声援を受け出発。

孤独な一晩を越えて

宮田高原のエイドを出た後の登りが、コースの中で一番きつい印象。人と出会うことも減り、真夜中で気温も下がっています。また今年は霧が出ていたため視界が不鮮明で、目や脳の疲労も溜まっていったかもしれません。
ペースはかなり落ちましたがひたすら登り、徐々に傾斜が緩やかになると下に変わり走りやすいパートに。この道は普段の休みにも伊那スキーリゾートからも登ったりしていることもあり順調に進み、先行ランナーに追いつくことも。夜明けが近いからか、元気な状態になり林道の登りも走り続けることができました。空が明るくなってきたころに、同じNNORMALの靴を履いたランナーに出会いしばらくおしゃべり。次のスキー場のエイドまでは思ったより長く感じましたが、雲の切れ間から朝日が差し込みいい気分です。昨年よりは20分ほど早く到着。
伊那スキーリゾートで迎える朝
預けていたドロップバッグからジェルなどを補給し、靴下とシャツを交換。新しい靴下で気分を新たにするつもりでしたが、少し厚くなったのと足のむくみを考えておらず、加えて履く時によれてしまっていたことに気づかず後半は足が痛い状態で走り続けてしまいました。足が痛いと下りでスピードも出せなくなるので次回は気をつけたいです。

やはり長かった犬田切林道

スキー場のエイドを出た後、最後の登りは延々と続く犬田切林道で、2回目の宮田高原へ向かいます。昨年も辛かった記憶がありますが傾斜はそこまでないので、このパートをなるべく走って登ることを目標にしていました。しかし、去年はなかった眠気に襲われ、足が止まりがちに。カフェイン入りのジェルを飲んでいましたが、あまり効果は実感できず。どうしたものかと思っていましたが、道の脇に流れている水をかぶると目が覚めることがわかり、何度も水浴びをしながら進みました。途中のウォーターエイドでは、ボランティアで参加している知人に出会いました。スタート前にも会場で会っていたので嬉しい再会。かなり元気が出ました。
しかしながら終わりの見えない犬田切林道は、カーブの度に同じ光景が繰り返されているようです。ようやく林道の終点に着くと山の尾根に入ります。この取り付き部分は壁のようなのですが、それでも林道が終わることの喜びが勝ります。もう登りもないので気分も軽くなり走ってエイドに到着。2回目の宮田高原エイドでは蕎麦が提供されており、出汁のおいしさに感動。おかわりも頂きました。
最終エイドを出て残りは10kmほど。オーバーナイトはやはり長く感じますが、残りは下るのみ。谷の方から会場のアナウンスが聞こえてくると「帰ってきた」と実感。一気に飛ばしていきたいところですが、痛い足を庇いながらでペースは遅め。去年のタイムはなんとしても切りたいと、林道に出てからはペースを上げました。
林道が終わり会場エリアへ。もうすぐそこですが、遊歩道を進み、橋を渡ってから下ってゴールと少し回り道になるためタイムもかなり怪しい場面。とにかく足だけは止めずに走りました。ここでスタートの時も見送ってくれた方が待っていてくれて声援を送ってくれました。「先行ランナー1分くらい前にいるから抜けるよ!」と発破をかけられ、ラストスパート。残り数100mで前のランナーを抜いて、ゴールゲートをくぐりました。記録は15時間40分と、なんとか昨年より10分早くゴール。参加者も増えた関係で順位は落ちてしまいましたが、ゴール直後はとにかく安堵。ゴールできた喜びを噛み締めました。

おわりに

去年のCASJ 90kから1年、前回の奥信濃100から1ヶ月で、改善できたところもあれば、新たに気づいたことや反省点も多く、トレイルランニングは経験を積むしかないなと感じています。
一方で、去年と異なり、知っている人がほぼいないアウェー感は全くなく、エントリーしているランナーや運営スタッフの方の中にも知っている人が増え、仲間と大会を楽しんでいる感じがありとてもよかったです。また、今回参加していなくても、レース中は仲間のランナーの方の顔が思い浮かぶことも多く、去年とは全く違う気持ちで走ることができたレースとなりました。

以上、CASJ 90k のレースレポートでした。レースに参加されていた方、お話聞かせてもらえると嬉しいです!
3チャレンジエントリーされている方も店頭でのご報告お待ちしております。

ゴウシ

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