こんにちは。CLAMPメカのテラヲです。

突然ですが皆様ダウンヒルバイクはお乗りですか?

ちなみに僕は所有した事もないし乗った事もなかったんですが
先日RIDEしに行った岩岳MTBパークでGIANT JAPAN様の試乗会が行われておりまして
最新モデルを実際にパークで乗らせてもらう機会をいただきました。

今回僕が試乗したのはこちら

GIANT GLORY ADVANCED

ワールドカップダウンヒルなど世界最高峰の舞台で鍛えられた最新スーパーDHバイク。
まず理屈抜きでシンプルにカッコよく無いですか?
見た目の良さってカタログやスペック表に表せない重要な性能だと思っています。


前後203/200mmストロークのFOX製サスペンションはGLORYに合わせてチューニング済みだとか。
フレームはカーボンで各部にリーチや乗り味、ホイールサイズを変更可能なフリップチップを備えます。

試乗車はメーカー吊るしの完成車スペック。サドルはSDG製のものに変更されていましたが他の部分はほどんどカタログスペックです。
普通の完成車なら多少カスタムの余地がありますがこちらのGLORY、いじる要素がどこにも見当たりません。強いて言うならば好き嫌いの好みが分かれるブレーキでしょうか。でもそこは流石のGIANT。Shimano M820 SAINTを奢り俺らのアッセンブルに文句は言わせねぇぞと言わんばかりの気概を感じます。

乗らせてもらったバイクはS/Mサイズで適応身長は163~180cm。身長173cmの僕にはこれ以上ないベストサイズでした。ブースではGIANTサポートライダーの清水一輝選手に身長と体重を伝えるとすぐにバイクのセットアップが完了。全日本MTBエンデューロ初代チャンピオン、全日本MTBダウンヒル最多優勝回数タイの選手が僕の為にセッティングを出してくれるなんてなんて贅沢なんでしょうか。清水選手、ありがとうございました!

日本や世界のトップが乗りこなすドリームビルドのスーパーバイクに、レースすら出たことの無い僕なんかが乗っていいのかという不安と期待を胸にゴンドラへ乗り込みます。

ゴンドラ山頂駅を降りると待ち構えるは岩岳新名物のゴンドラ脇のドロップオフからのジャンプ。ジャンプ自体の大きさはそんなにありませんが一旦落ちてから飛び出すので視覚的な迫力はなかなかのもの。普段乗っているSURLY KRAMPUSとの落差に戸惑いつつも初めてのDHバイクライドが幕を開けたのであった。

まず一発目のドロップオフ。ドロップがあったことすら感じないほどスムースな着地からのジャンプ。ジャンプ中も姿勢が乱れることはなく宙に浮いた僕を200mmストロークのサスペンションが優しく受け止めてくれました。なにこれめっちゃイイんだけど。

フロントフォークの動きをちょっとだけ撮りました
酔いますので閲覧注意です

その後のピョンピョン跳ねるリズムセクションも16.7kgの車重を感じさせない軽快な動きを見せ、こちらも名物三連ジャンプに至っては恐怖心が一切ないエレガントでコンフォートな走りを初っ端から見せつけてきやがりました。なにこれめっちゃイイんだけど。

三連の後はもちろんターニングジャパニーズ(通称TJ)。ちょっと砂利が浮いてて途中にドロップやテーブル、バームなど縦にも横にも動きのある乗れてる時ならすごく楽しいコース。いつものハードテールなら少し控えめに侵入する箇所もなにも考えずに突っ込んでいけます。なにこれめっちゃイイんだけど。

その後の根っこのセクションや12連バームも5分前に初めて跨ったバイクとは思えない扱いやすさで超楽しかったです。ストロークが200mmもあるからライダーからの入力がかき消されるかと思いきやプッシュ&プルにしっかり反応して進んでくれるんですよ。そしてF:29er,R:27.5のマレット仕様が効いているのかコーナーもギュンギュン曲がるんですわ。カッティーだってできちゃいます。なにこれめっちゃイイんだけど。

冒頭のバイク紹介でチラッと触れましたがこちらのGLORYはリーチやホイールベースが変更可能なフリップチップを搭載しています。試乗車のセッティングはホイールベースが長めの設定だったにも関わらず僕のレベルではコーナリングに不満はなし。むしろ感動した。これはもっとハードな富士見で思いっきり走らせてみたいです。逆に最もクイックなセッティングにして普段走っているトレイルにも持ち込んでみたくなります。登りは地獄でしょうね!

感想をまとめるとこのバイクは自分のやりたい事をなんでも許してくれる優しさの塊です。
ペース上げてガンガン走りたい時も、根っこや岩の上走ってみたくなっても、ジャンプでミスってノーズダイブしても何事もなかったかのように受け止めてくれます。これは好きになっちゃいますよ。女性を虜にするのが上手い男っているじゃないですか、まさにそんな感じです。

他社のエンデューロバイクは何台か乗り継いだ経験がありますがダウンヒルバイクは下ることに特化しただけあって別次元という印象でした。MTB初心者にいきなり100万円用意させるのはほぼ不可能でしょうが、この乗りやすさと安心感はむしろ初心者の方に乗ってもらいたいです。もし近くで試乗できるチャンスがあるなら勇気を出して乗ってみることを強くオススメします。衝撃受けますよ本当に。

長野県は富士見パノラマ、岩岳をはじめ少し足を伸ばせば妙高や嬬恋、ふじてんなどリフトやゴンドラで登って下れるパークのアクセスがしやすい恵まれた環境です。下りに特化したバイクで遊んでみるのも贅沢ですよね。気になった方がいれば書ききれなかった分を全てお伝えしますので僕までお問い合わせください!

GIANT JAPANの皆様、ありがとうございました!

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