スタッフの大矢ちゃんが自転車どっぷりハマってって、羨ましいぐらいにいいパーツで愛車をイジってたから最近ちょっと僕も感化されて自分のバイクをイジったよってお話。
大矢ちゃんのブログはこちらから→マイ・ファーストバイク~カスタム編その1~
さて、ピストバイクってご存知ですか?トラックバイクとも言ったり。
いわば競輪用の自転車ですね。CLAMP伊那では激レア案件ですが、個人的にはスポーツバイクが好きになったきっかけをくれたジャンルの自転車です。
ピストバイクは固定ギアといって前にペダルを漕げば前に進み(当たり前w)後ろに漕げば後ろに進んじゃうなんとも不思議な仕組み。
不思議と言えど原理は超シンプル。漕いでる最中に足を止めてもシャーって流せなくなってるだけ。
ん??
普通はできますよね、下り坂とかで足を止めればシャーって進んでいきます。
クランク、チェーン、ハブ(コグ)が一体化というか、”固定”されているので。ホイールが回るだけ足も回り続けます。
簡単に言うとそれがピスト。固定ギアってやつです。
それが最高に楽しくて、スリリングでカッコいい。
だけど…40歳過ぎて固定ギア、ちょっと疲れてきましたのでこんなカスタムを。
なんぞやこれはと。フリーギアってやつです。
簡単に言うと変速のついていないママチャリにも同じようなものついてます。
これで固定ギアから解放されてシャーって流せます。
はい、ママチャリ化されました。
取り付けには少し縛りがあります。
トラックハブであるならば”両切り”と言って固定ギアをつけるネジ山とフリーギアをつけるネジ山があることが条件です。( 同じように見えて違うんです。)
両切りでも両方のネジ山が固定ギア用もあるので要注意。
僕は当時、トラックハブで自分のホイールを組むときは固定/フリーの両切りはマスト。
だって絶対にこう言う日が来るから。と言い聞かせる。
なのでピストホイール組みたい人、固定の片切りオンリーももちろん良いですがこんな選択肢があることもお見知りおきを。
両切りハブであるならば、片側は固定ギアを装着したままにできます。
なので気分によってはホイールをくるっと反対面で装着すれば固定ギアに早変わり。
今日は固定で攻めたい。なんて日には工具一つで固定化できます。
さて、取り付けたこちらのフリーコグ、WHITE INDUSTIES DOS ENO DUBLE 16T/18Tと言うものでして、よく見ると歯が2段になってます。それが16T/18T(歯数)の組み合わせだよってことです。
要するに手動2段変速です。好みに合わせてセッティングできる優れもの。
今日は上り坂多いな、なんて日には18Tで、今日は走るぜ、なんて日には16Tで。と、そんなところでしょうか。
実はこのホワイトのフリーコグ所有するのは3個目です。好きなんです。ただただほんとに好き。
シクロクロスをシングルフリーで走る人とかは結構使用率高め。歯数も16T/18T ,17T/19T, 20T/22Tと選択肢も多く、コースレイアウトによって変更できます。なので人気。
固定ギアをフリーギア化しただけに留まらず、手持ちのパーツをアッセンブル。
こちらは家宝にしていたPAUL COMPONENT USA CRANK
勿体無いかなと思いつつ、道具は使ってナンボ派なのでしっかり使います。
以前はカリッカリのレースアッセンブルで組んでたのでSRAM OMNIUMを使ってました。
PAUL USA CRANKのチェーンリングのトランプ柄がゆるくて良きです。
ペダルはMKSのビンディングこれは昔からピスト乗るときはビンディングが好きだったので継続。
SHIMANOのビンディングペダルとクリート互換ありです。
スニーカーで乗るような時もSHIMANOより踏みやすい(個人的に)
ハンドルは NITTO for Shred bar をぶった斬ったりました。
トラックバイクでもワイドハンドル主流の今、こんなハンドル短くして乗ってる人いないでしょw
でもこれが好き。思い出すあの頃感。そうそうこの長さ!妙にしっくりくるから体は覚えているんだなー。
そしてもっと短い人当時たくさんいましたからね、リアルなメッセンジャーとかは当たり前カスタムでしたし。
こんな感じでササっとカスタムしました。
いやほんとピストっていい!!
最近忘れてた、カスタムの原点みたいな楽しさ思い出させてくれましたね。
またイジろっと。