自転車を組み立てたり、整備する時に使う工具。一般的な工具から自転車を組む為だけの専用工具まで、ありとあらゆる工具がある。

まぁ、しかし専用工具と言えどその箇所ごと色々なパーツに使えるし、パーツメーカーもメジャーな規格の工具にあわせて作ってくるので専用工具と言えど汎用性は高い。コレはアレに使える。アレはコレに使えると。
が、その中でも「このパーツの取り付け、取り外し、メンテナンスのためだけにしか使うことができない!」と言う専用工具中の専用工具がある。
その代表格はこちら。
泣く子も黙る天下のCHRIS KINGの専用工具。

これはクリスキングのヘッドセットをフレームに圧入する時のためだけのアダプター。
CHRIS KINGのヘッドセットユーザーも結構増えてきたのでこれは結構使う頻度は高い。

こちらはCHRIS KINGのBBをつけたり外したりする時のためだけの工具。
伊那店ではまだまだ使用頻度は低い…もっぱらスタッフバイクのメンテナンスでの出場回数多し…
CHRIS KINGのBB、自分も10年使っていますが、強度、メンテナンス性、回転性どれをとっても最高なので、ヘッドセットよりも実はBBの方が性能を実感できて個人的にはおすすめです。(ビジュアルはヘッドセット程のインパクトは無いのでまずはヘッドセットに行きがち)

こちらはレア中のレア。CHRIS KING R45/R45Disc ハブを完全に分解する時のためだけの工具。
ベアリングを外したり、圧入したりまでこれ一つでできてしまう。これはメカニック的に本当に感動する工具。
R45/R45D専用って言うのもまたにくい。Classic ハブ、ISOハブ 、BMXハブを完全バラしのメンテナンスする時には別途Hub Service Kit Standardが必要っす…
とは言えCHRIS KINGは特にハイクオリティ高級パーツなので専用中の専用工具があるのはメカニックとしても、ユーザーとしても特別感があって良いかなと。

最後はこちら。CHRIS KING…ではありません!
ACS CrossFireTool これまた専用工具中の専用工具。ACSのフリーコグを外す時のためだけの工具。
汎用性無し。フリーコグは各社色々あれどACSのフリーコグを外す時だけ登場する。これもなかなか伊那店ではお目にかかる事は少ない…

このように新しい規格やパーツが出るたびに専用工具が増えていく。
増える分だけ消えていけば良いのに、新しい自転車も古い自転車も街の中には溢れているし、修理にもたくさん来る。なのでピットには専用工具が増えて行くばかりで減ることはない。
このブログ、何が言いたいのかって?
CLAMPは伊那店も松本蔵店もどんな自転車でも修理、メンテナンスできますよって事。メカニックとして、自転車にまつわる事でコレはうちではできませんってなるべくなら言いたくないですね。お持ち込みでも大歓迎です。自転車で困ったことがあれば是非CLAMPへご相談ください。

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