甘ったれサイクリスト、オーバーホールに初挑戦(前編)

「自転車屋のスタッフになったんだし自分でやったら良いじゃない」

そんなことを言われたのはもう随分と前、梅雨の始まりのころ。
こんにちは、最近は松本母屋への出没率が高めのなつきです。

かれこれ8年ほどの自転車歴がある私。歴がある“だけ”の私。
自転車を始めた当初から今まで、「パーツ変えたいな〜」「メンテナンスしたいな〜」と言っていると、仕方ないなぁとやってきてチャチャっと作業をしてくれる頼れる先輩サイクリストが周りにたくさんいました。
そんな環境に味をしめ、甘ったれサイクリストへと成長した私がこの8年で覚えたメカニック的作業は最低限の洗車とチューブ交換のみ。
今回もいつもの如く、「オーバーホールしたいんだよね〜」と誰かにやってもらう気満々で発言をしたところ、その場にいたスタッフ全員から返って来たのが冒頭のセリフです。

ついに来たかと若干天を仰ぎつつ、そりゃあそうだということで、自転車屋のスタッフとして成長すべく長い長い旅路の一歩を踏み出すことに決めました。


※あまりの手際の悪さによりこのブログを読んでもセルフオーバーホールの参考にはなりません。
甘ったれな私の奮闘記としてお楽しみいただければ幸いです。

それでは早速作業スタート。まずは自転車をばらしま

…した!
写真を何も撮らずにばらしきってしまいました。本当にそういうところ。
店長の兵藤くんに言われるがまま作業を進め、時々私の力では外すことができなかったパーツは誰かにやってもらい(結局頼る)、バラバラにした愛車がこちらです。

CARRERAのER-01をリペイントしたサバ缶号です

フレームから全てのパーツを外したら、更にパーツを細かくばらしながらまずはクリーニングをしていきます。

今回使用したクリーナーはこちら。みんな大好きMuc-Off!!

油汚れ用のクリーナーでつけ置きをしながらしっかりと汚れを落とします。
スプレーして放置してはウェスで拭き上げる。こういうのは得意。
みるみる綺麗になっていくパーツが嬉しくていつまでも磨いていられます。

パーツのクリーンアップが終わって、ホイールとフレームも拭きあげたらはいおしまい!
きれいになったぞ〜と元気よく手をあげて「終わりました!!」と兵藤店長のもとへ。

「ホイールのここ(ハブ)外せますよ」


え?外すの?ここってベアリングが入ってて、玉あたりがどうとか言うシビアなやつでしょ?大丈夫なの?
ここはさすがに誰かやってよ〜とすぐ甘えようとする私に有無を言わさず工具を渡してくる兵藤くん。

はい、ばらしました。ばらさせていただきました。
実は昨年タイミングを逃してしまって2年ぶりに行ったオーバーホール。泥やサビ汚れがびっちりです。
特にベアリングの周りに関してはそういう仕様なのかと勘違いするほどのドロドロ汚れ。ベアリングの姿が一切見えません。
周りから思わずこぼれる「うわぁ、汚い」の声には、まるで一人暮らしの汚部屋をうっかり人に見られてしまったかのような恥ずかしささえ覚えました。(私の部屋は汚部屋ではないですが)

細かい部分の汚れをブラシで掻き出しながら、これからは絶対シーズンごとにオーバーホールをするぞと大反省。汚れと一緒に怠惰な自分とさようなら。

結果ここまできれいになりました!

今度こそこれでクリーニングの作業は終了。
もうすでに燃え尽きそうですが、ここからはバラバラにしたパーツをグリスアップしながら丁寧に組み付ける作業が始まります。まだまだ先は長い…


なんだか長くなってしまったので今回はここまで。
こんな奮闘記を最後まで読んでくださる方が果たしているのかわかりませんが、また近いうちに後編をお届けしますね。

お読みいただきありがとうございました◎

なつき

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