【Preparation~準備~ 】フェイシング&タッピング編

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CLAMPではフレーム塗装のご依頼もお承っております。
ゼロからバイクを組み立てるフレーム組はもちろん、完成車販売時、オーバーホールのついでにとフレーム塗装をするタイミングは色々あります。

さて、今日のテーマは下準備という事でバイクをゼロから組み立てる際のフレームの下処理、”フェイシング”と”タッピング”についてご紹介していきましょう。

83766386_2743451295723998_5269549161337847808_n新品のフレーム単品や塗装上がりのフレームは基本全ての面に塗装が施されています。

そこにフレームとパーツが圧着される箇所、例えばヘッドチューブやボトムブラケットシェルにパーツを取り付けていくと、取り付け時にパーツが塗装を押しつぶし、塗装が広範囲に割れてしまう事があります。

そこで塗装割れや塗装の凹凸によるパーツ装着時の歪みを回避するべく行う作業が”フェイシング”と”タッピング”という作業になります。

まずはヘッドチューブの上部、下部の塗装の角をヤスリで丁寧に落としていきます。

83890316_182024899545251_6794511912924086272_n角を落とし終わったら、リーマーを使って塗装を削って面をキレイに出していきます。最初にヤスリをかけて角を落とすのは、いきなりリーマーをかけてしまうと狙ったところ以外の塗装が一緒に剥がれてしまう可能性があるので最初にヤスリをかけて防衛線を引いてやります。

82300580_384167545779608_2262419678670356480_n塗装が剥がれてキレイに面が出ましたね。この作業をしっかりと行っておく事によってヘッドセットを圧入した際も塗装が割れる事はありませんし、ヘッドセットも正しくまっすぐ装着されます。

先ほども言いましたがこの作業をしておかないと塗装が割れるだけでなく、塗装の凹凸またはヘッドチューブ自体の凹凸によってヘッドセットがまっすぐ正しく装着されない事がありステアリングに渋みが出たり、”ガタ”が出たりと故障の原因にもなってきます。

82584347_1109276289416930_5849967468306497536_nヘッドチューブに続いてはボトムブラケットシェルも同様の作業を繰り返していきます。

82617084_2208486972785922_735200823713202176_nシュルシュルと塗装が剥がれて作業していても気持ちが良いですね。

82456446_246923822961533_9170512542903042048_nはい!キレイになりました!

この様に見えない所にもしっかりと手を加えることによってパーツ本来の性能を引き出したり、故障の原因を取り除く事ができます。

82593129_172315660643328_2839785234554159104_nさて、次の作業はタッピングです。バイクのパーツの取り付けはほとんどがボルトによる取り付けによるもの。ボルトでの取り付けという事はもちろんスレッド(ネジ切り)が立っています。

スレッド部分に塗装が乗っているとボルトが上手く入っていかず、無理やりねじ込むと塗装が割れたり、最悪スレッドが潰れてしまいフレーム自体が取り返しのつかないダメージを受けてしまう事もありますので全てのスレッドにタップ立て専用の工具を使ってキレイに整えていきます。

82341078_838140579990790_7922015448885886976_n余分な塗装や、スレッドのバリがキレイに取れました。ここまでの下準備をしっかりとしてからパーツの取り付け作業に入っていきます。フェイシング&タッピングはパーツ本来の機能を100%引きださせるための大切な作業なのです。

CLAMPではご購入いただいたバイクの納期は完成車で1週間~2週間程と納車までに少しお時間をいただく事もございますが、安全に末長く乗っていただける様に一つ一つの作業を丁寧に、しっかりと組み付けさせていただいております。

他店でご購入されたフレーム単体のお持ち込み、または完成車状態からのお持ち込みでもフェイシング&タッピング作業等承りまので何かご不明な点等ございましたらメカニックスタッフまで何なりとご質問ください。

よろしくお願いいたします。